小豆

小豆 ++あずき++

///小豆///

マメ科の一年生作物。原産地は東アジアで古くは弥生時代の中期頃(1世紀)に中国より伝来し、食用に広く栽培されていました。古事記の神話に出てくる穀物神、大宜津比売神(おおげつひめ)の死体から五穀と牛馬、蚕が生まれたとある中に、大豆・小豆も含まれています。赤褐色の小さな豆でタンパク質と炭水化物を多く含みます。他にも黒や白、黄緑色の品種もあり、備中の白小豆は高級品です。代表的な品種の大納言は古くから栽培され、各地に多くの変異系統があります。

小豆は赤飯をはじめとして小豆雑煮や小豆粥といったハレの日の食物に用いられます。一方魔除けの意味も持ち、病気や悪神を送る際に使われているように、日本人に特に好まれる豆です。つぶ餡、こし餡といった餡に加工して和菓子の重要な材料とされています。

///大納言///

小豆の中で粒が大きく、深紅色のものを指します。市場では粒の大・中・小で大納言・中納言・小納言と呼ぶ場合もあり、品種名とは一致しないことがあります。大納言とは昔の位階で、太政官の次官を指し、政治に参与してそのよしあしを奏上し、宣旨を伝達しました。その大納言家の菓子をこしらえるために、特に小豆の大粒のものを選り分けて粒を揃えたことから、この名が生まれました。