家畜の乳汁に凝乳酵素や乳酸菌などを加えて乳蛋白と脂肪を凝固させ、脱水・成形した発酵食品。そのままのものをナチュラルチーズ、混合、調味を行ったものをプロセスチーズと呼びます。日本ではプロセスチーズが一般的でしたが、近年はナチュラルチーズの消費も増えています。
歴史は古く、紀元前6000年代のスイスの湖上住居者の遺跡のつぼや、紀元前3500年頃のメソポタミア地方の石版画、古代エジプトの壁画などからも乳の加工を表すものが発見されています。日本でも紀元700年頃に仏教と共に伝来した製法は少し異なりますが、酥(そ)・酪(らく)・醍醐(だいご)などチーズ様の食品がありました。アジアからヨーロッパに伝わり、著しく発達して広がり続け、地方特産品を含め数百種類があります。
タンパク質と脂肪を多く含む栄養価の高い食品でカルシウムの吸収率も高く、消化もよいです。チーズに豊富に含まれる必須アミノ酸やビタミンB2などは、肝臓の働きをよくするため、お酒のつまみによいといわれます。そのまま食べる他、粉末にしてスープ・グラタン・フライ、溶かしてソースなど各種料理に使用します。