点心(茶菓子) ++てんじん++
///点心///
点心とは空腹(すきはら)の間に小食を点ずるという朝夕二回の間食を意味する禅語。点心の名は当時の文献から知ることはできますが、材料・調理方法などの詳しい内容はつかみにくいものがあります。
点心には羹(あつもの)が多く
鷺腸羹(ろちょうかん)、糟鶏羹(そうけいかん)、白魚羹、鮮羹、筝羊羹、海老羹、寸金羹、月鼠羹(げっそかん)、鶏卵羹、松露羹
など48羹あったことが現在わかっています。羹類は汁の中に入れた蒸物で、その名の形に切られていたようです。羊羹と呼ばれるものは、羊の肝の形にした蒸物で「赤あずきの粉1斤、山芋1斤、小麦粉と葛粉とを少々入れて練って蒸した」と伝えられています。つまり、今の蒸羊羹のことです。羹は中国から伝えられ、中国では鳥獣魚介そのものの肉や肝を使っていましたが、わが国では仏教思想によって鳥獣の肉を食べないことから、形や色を鳥獣魚介に近くしたとされます。羹の汁はたれ味噌の汁で、塩1杯に水を5杯、小麦を入れてドロドロにし、夏は3日、冬は5・6日ねせて置き、煮鍋に入れて湯煮にしました。
たくさんの羹の他には
碁子麺(きしめん)、乳餅(にょうひん)、巻餅、水晶包子(すいしょうぼうず)、砂糖饅頭、饂飩
など麺、餅、饅頭などの名がみられます。
砂糖は古代のように単に薬用としてばかりでなく、砂糖饅頭という名からもお菓子の甘味料としても使われるようになってきました。