団子 ++だんご++

///団子///

米粉に水を入れてこね、まるめて蒸したもの。焼いたり糯米を搗く場合もあります。この上に醤油や餡、きな粉、ゴマ、砂糖などをつけて食べます。全国的にみられるみたらし団子や草団子、特定の地域にある名物団子、季節に応じて作られる花見団子や月見団子など様々な種類があります。
団子の名の由来は、次に挙げるように諸説ありはっきりしません。

  • 奈良時代唐菓子の一つ団喜や団子(だんす)に由来する。
  • 中国の「圓子(ユアンズ)」・・・餡無し団子と「団子(トマンズ)」・・・餡入り団子を取り違えた。
  • 団は集めるという意味で、粉を集めて作るから団粉-->団子に。
  • 団には丸いという意味があり、その形状から名付けられた。
  • 呼び方も地方によって変わったり、江戸時代の女房詞で「いしいし」と呼ばれたり様々です。形状も丸める・切る・串にさす、串にさす団子の数の変化など、江戸時代に団子が一般大衆化したことで独自に発展していったようです。

    ///月見団子///

    陰暦の8月15日(中秋名月)と9月13日(十三夜)の月見に供える団子。大きく丸めた白い団子を三方にのせ、十五夜にちなんで15個にする場合もあります。中国でも8月15日には中秋節として月餅や丸い果物を供える習慣があり、日本でも江戸時代には既に団子を飾って月見をしていました。江戸の月見団子は球形で京阪の団子は小芋形にしていたという文献もみられます。

    ///きび団子///

    古くから作られている黍の粉で作った団子。岡山の名物菓子となったのは安政3年(1856)、備前岡山藩池田家の家老で茶人の指導によって茶席用の上品な求肥菓子を創製したのが始まりで、これが岡山の廣榮堂本店の吉備団子です。岡山は黍の産地で、古名の吉備も黍に由来しているといわれます。また、四道将軍吉備津彦命が鬼が島に行った桃太郎だとする説もあり、きび団子と深いつながりを持つ土地です。糯米粉に上白糖水飴を加え、少量の黍を使って十分に練り上げて丸めます。他の地域にもきな粉を絡めたもの、駄菓子のものなどいろいろあります。

    ///みたらし団子///

    米粉で作った団子を串でさし、焼いてから砂糖醤油をからめたもの。全国の甘味処で実演販売されている団子。
    起源は京都市左京区の下鴨神社の葵祭や御手洗(みたらし)祭のときに、神饌菓子として氏子が家々で作り、後に神社近辺の茶店で売られたものといわれます。長い竹串に団子を5つさしてありますが、一番先の団子は他の4つと離してあります。これは後醍醐天皇が境内にある御手洗池で水をすくったとき、最初に一つの泡、続いて四つの泡が出たことからとか、厄除けのため頭と手足体に分かれて神前に供え、祈った後に家で食べたことからともいわれています。他にも滋賀県草津、吉田玉栄堂のくしだんごは12本の串が扇状に1本になっています。1串5つのだんごがついているので計60個あります。これはみたらし団子の原形で後に他のものは食べやすく1串になったとされます。岐阜県高山市の名物、みたらし団子は昭和23年から屋台で売り続けています。

    ///草団子///

    団子によもぎを混ぜて小豆餡やきな粉で食べます。各地の門前町の茶屋に草団子が多くみられるのは、邪気を払う縁起物といわれているからです。
    東京葛飾柴又の高木屋老舗の草だんごは、映画「男はつらいよ」で有名になり、たくさんの人が訪れます。高木屋の創業は江戸時代、当時はどこの農家でもよもぎを摘んで草団子を作っていたそうです。他にも栃木県那須塩釜温泉の小太郎ヶ淵の茶屋で作る糸切り団子は、毎朝山で摘んだよもぎを手作業で作り上げる名物団子。